6月から7月中旬にかけて、公務員をはじめ各公共団体、各企業はボーナスを支給する。
今朝の新聞には、公務員の平均支給額と民間企業の平均支給額が掲載されていた。
淡々と事実を述べるのではなく、そこには明らかに「公務員はもらいすぎ」といったやっかみや批判の思いを押し殺したような記事に感じる。
確かに、その平均支給額には大きな開きもあるし、感覚や実感としてもあるのもそうかもしれない。
しかしこの「平均」はあくまで全体の総額を人数で除しただけ、つまり一人当たりに慣らしたらということであって、その額を支給されている人が一番多いということではない。
そんなことわかっている!といわれるかもしれないが、ではそれを世間話のネタにして、そこに集った人たちと「そうだそうだ」と訳もわからずにストレス発散のごとく盛り上がってはいまいか?
統計の世界には度数分布という手法がある。
中央値という見方がある。
そういった視点でも見直すとまた違った事実も見えてくるかもしれない。
平均というひとつの見方でしか判断しないという偏ったとらえかたをしてしまいがちな私たちであるが、多面的なものの見方や考え方ができるように訓練しなければいけないと思う。
特に日本人は、こういった思考やメディアに対する心構えといったところは未熟であるといえそうだ。
メディアによる意図的なある方向への扇動とも言える偏ったメッセージ、時には不安や恐怖を、時には共通の(仮想の)敵を作り、国民的世論を作り出して批判攻撃する。。。
そんな恐ろしい手にまんまにのせられて、洗脳されているようでもある。
先日、腰痛患者の心強い味方、TMSジャパンの長谷川淳史先生が、春秋社より「腰痛ガイドブック」を発刊された。
「腰痛は怒りである」とともに腰痛患者や医療関係者にとって強力なツールになることは間違いない。
腰痛患者が増える理由のひとつに「メディア」が関与しているのは周知の事実だ。
400を越える質の高い研究を凝縮した本書は、受け狙いや奇をてらっての情報バラエティや自分の経験知を中心とした腰痛治療本とは全く異なるものだ。
メディアを批判的に見よ。
そして、一方的な報道やデータだけでなく、相反する情報やデータを探せ。
多角的な見方をせよ。
私はそう思うのである。
posted by 元気屋むこさん at 16:35|
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